ロッテ・井口監督、丸獲り出馬も “外様”から大黒柱 自身の「後継者」口説く

[ 2018年11月9日 05:30 ]

9日からの台湾ラミゴとの国際親善試合を前に合同記者会見を行ったロッテ・井口監督(中央)。右から井上、チェン・グァンユウ、台湾ラミゴ・洪一中監督、王柏融、蘇俊羽
Photo By スポニチ

 ロッテ・井口監督は5日、ナインらと台湾ラミゴとの親善試合のために台湾入りした。7日に国内FA権の行使を宣言した広島・丸へラブコールを送り、交渉の席へ直接出馬する可能性を示唆した。

 「うちに必要な選手。最後まで諦めず、誠意を尽くしたい。解禁になった時(15日)からアプローチできたらいい。必要があれば一緒に行って、いろんな話をしてみたい」

 今季12球団ワースト78本塁打だった長打力不足の解消だけが、目的ではない。林信平球団本部長は「井口監督が選手時代に来てくれて、チームに一本筋が通った。引退後も大黒柱として支えてくれる。(丸には)井口監督のようになってほしい」と「ポスト井口」の期待を語った。09年に日本球界へ復帰し、10年の日本一に貢献。今季から指揮を執る。球団も後を継げる人材と判断し、本社の全面バックアップで4年総額20億円の資金を用意。超大型FA選手の獲得に名乗りを上げた。

 丸は千葉県勝浦市出身でもある。「鴨川のキャンプでも隣が勝浦市で、どの店の人も“丸を獲ってほしい”と言っている。地元の期待も高い」と指揮官。「外様」からチームの中心になった背番号6は「チームリーダーとしてやってほしい」ときっぱり。「後継者」を自分自身で口説き落とすつもりだ。

続きを表示

2018年11月9日のニュース