阪神・陽川 勝利の一撃 7回決勝二塁打!うっぷん晴らす猛打ショー

[ 2018年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―1DeNA ( 2018年10月10日    甲子園 )

<神・D>7回、陽川は中越えに勝ち越し適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 うっぷんを晴らす固め打ちだった。圧巻は同点の7回1死二塁。今永が投じた低めのカーブに阪神・陽川が反応した。コンパクトなスイングで確実にとらえた大飛球は中堅フェンスを直撃。ポイントゲッターとしての役割を果たした一打は決勝の適時二塁打となった。

 「つなぐ意識でいった。どんなピッチャーでも打席で集中して結果を求めてやっていこうと思っていたので」

 事実上の消化試合でも集中力は途切れなかった。2回1死からの第1打席ではチーム初安打となる中前打。続く5回先頭では左前打をかっ飛ばした。すべて異なる投手からチーム唯一のマルチ安打となる3安打。9月20日の広島戦以来となる今季4度目の猛打賞で存在感をみせつけた。

 甲子園での今季最終戦で気を吐いた。観客席からの声援にバットで応えた。「最後の甲子園だったので何とかと思っていた。何とか勝って終われて良かった」。期待が大きかっただけに、物足りなさが残る成績に終わった。残り1試合。来季につながる打撃を虎党は期待している。(山本 浩之)

続きを表示

2018年10月11日のニュース