松井秀喜氏、ワンバン始球式「甲子園の魔物に襲われた」 星稜の後輩が守る中で

[ 2018年8月5日 10:40 ]

<星稜・藤蔭>始球式を行う松井秀喜氏(撮影・北條 貴史)
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 100回目の記念大会を迎えた夏の甲子園が5日、開幕。「レジェンド始球式」の一人目として、開幕戦の星稜(石川)―藤蔭(大分)の試合前に巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(44)が始球式を行った。

 松井氏は白いポロシャツ姿でマウンドへ。ノーワインドアップから力強いボールを投げ込んだが、外角へのワンバウンド。思わず頭を抱えるポーズを見せた。

 「練習ではいいボールがいってたんですけどね。この年になっても、“甲子園の魔物”に襲われたなと思っています」

 開幕カードには母校・星稜が登場。「驚いた」と話した松井氏は、後輩らが守る中での始球式に「夢のようでした」と笑顔を見せた。投球後は背番号1の2年生・奥川らと言葉を交わした。

 松井氏が最後に夏の甲子園に出場したのは92年。明徳義塾戦では伝説の5連続敬遠で試合に敗れた。久々に夏の大会に足を運び「やっぱり変わらないですね。(高校野球は)僕の原点」と感慨深げな表情だった。

 100回大会を記念して行われる「甲子園レジェンド始球式」には、松井氏を皮切りに夏の甲子園で活躍した18人のレジェンドが毎日登場。20日の準決勝ではPL学園(大阪)で夏2度の優勝を果たした桑田真澄氏(50)と、日米球界で活躍した「大魔神」佐々木主浩氏(50=宮城・東北出身)が登板する。決勝戦では、1969年夏の決勝戦で、延長18回引き分け再試合の死闘を演じた三沢(青森)の太田幸司氏(66)と松山商(愛媛)の井上明氏(67)がダブル登板する。

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