メッセ第1戦&藤浪第2戦ではい上がる!好相性ベイ斬りで勢いを

[ 2018年6月26日 05:30 ]

気合十分に練習するメッセンジャー。V戦線へ再浮上や(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神は、26日から敵地でのDeNA3連戦を迎える。借金6で単独最下位に沈む苦境を打破すべく、初戦にはエースのランディ・メッセンジャー投手(36)を投入し、27日の2戦目には復活の予感漂う藤浪晋太郎投手(24)を送り込む。DeNAに好相性の右腕2人は25日、甲子園球場での指名練習に参加し、必勝を期した。

 巡るべくして巡ってきたバトンだ。1分けを挟み今季ワーストの5連敗中とどん底状態の猛虎を目覚めさせる快投を期待されるメッセンジャーは、気負うことなく、冷静に言葉を発していった。

 「そこ(チーム状況の悪さ)は意識してもしょうがないので、自分の仕事に集中したいと思っている」

 連敗中は自身も19日の日本ハム戦で2回までに3失点して黒星を喫した。先発陣は15日の楽天戦で勝利した藤浪以来、7試合連続で白星なし。投手陣を引っ張る男として「なかなか勝ちが付かなくてつらい」ともどかしい思いはあるものの「自分の仕事に集中したい。それだけ」と強く言い聞かせるように、本番へ集中力を高めた。

 DeNA戦は昨季まで17勝(8敗)を挙げ今季は3戦3勝、防御率0・78と心強い数字が並んでおり「緩急、高低を組み立てて自分の投球をできれば」と自信をみなぎらせた。

 エースで初戦を確実に取って、連勝を狙うマウンドを託されるのは、藤浪だ。DeNA戦は昨季まで11勝(3敗)と、メッセンジャー同様、得意としてきた相手。「狭い球場は一発が手痛くなるので、そうならないように」と敵地での心構えもできている。

 15日の楽天戦で6回1/3無失点の好投を披露して407日ぶりの復活星。翌16日に出場選手登録を抹消され、中11日と万全の調整で臨む。当初は28日の先発予定が、他投手との兼ね合いもあって、1日前倒しになった。

 「久々に勝って、続けないといけないと思うので、より引き締めて。ホッとしたのは、あの日だけでいいので。しっかり気合を入れて、1週間ちょっと調整してきた。不安とかはないけど、しっかり投げたい」

 苦しんできた若きエースの巻き返しを告げる快投が、猛虎にこれ以上ない勢いを与えるはずだ。

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