糸井　お立ち台で久しぶりにさく裂「ちょっと不評ですけど、みんな着たら格好いいんちゃいますか」

４回裏２死一、三塁、糸井は二塁適時内野安打を放つ
Photo By スポニチ

　秋山と並んだお立ち台で久しぶりに糸井節がさく裂した。「ウル虎の夏」イベントで着用する黄色のユニホームを先行披露。「ちょっと不評ですけど、みんな着たら格好いいんちゃいますか」とジョーク！？で甲子園を沸かせた。独特な糸井語録も魅力の一つ。もちろんバットでもスタンドを沸かせた。

　初回１死三塁の先制機で今永の低めのカーブをうまくすくい上げた。中堅手の頭上を越える適時二塁打。「初回のチャンスで最低限１点をという気持ちで打席に入った。初球から緩いカーブにうまく対応することができてよかった」と喜んだ。

　昨季は本拠地・甲子園球場では今永に苦戦。５月１８日に対戦した３回から３試合をまたいで１６回２／３連続無失点に抑えられていた。今季は初対戦。糸井の一打で勢いは傾き、４回でＫＯ。「先制点から３点入ったので、いい攻撃ができた。ランナー三塁だったので、フライのイメージで入った」と大きな一打を振り返った。

　４回にも適時打となる二塁内野安打を放ち、今永から２安打。左投手に対しては２８打数１４安打の打率５割で糸原同様に左投手を苦にしない。反対に右投手に対しては打率１割台。不思議な逆転現象にも、実績を思えば、今後は右腕撃ちの期待も膨らむ。４月１９日の中日戦から２２日の巨人戦まで４試合無安打だった底を抜け、再上昇の気配が漂ってきた。