FA移籍の大和 二塁でGG賞狙う “強敵”菊池と「良い勝負になる」

[ 2018年1月22日 05:50 ]

内野ノックで軽快な動きを見せるDeNA・大和(右)
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 阪神からFAでDeNAに移籍した大和が、地元の鹿児島県鹿屋市内で自主トレを公開。ラミレス監督が二塁起用を明言しており「守備を一番評価されて(DeNAに)入った人間。元々は内野手としてプロに入ったので、1回は内野でもゴールデングラブを獲りたい」と誓った。

 二塁の守備には自信を持っている。ノックでは、元同僚の阪神・森越と併殺の動きを入念に確認。ノールックのグラブトスなど美技を披露した。阪神時代の14年に外野でゴールデングラブを初受賞。二塁でも受賞すれば、セ・リーグでは自身を獲得してくれた高田繁GM以来の内外野両方での受賞となる。

 ライバルはもちろん、広島の菊池だ。5年連続受賞中の名手だが、負けるつもりはない。「菊池がうまいのは分かっている」と話した上で「一年間試合に出てやれれば良い勝負になる。一つでもエラーを減らせれば(菊池が筆頭候補との)見方も変わってくると思う」と挑戦心を口にした。菊池のような派手さではなく、持ち前の堅実さで勝負を挑む。

 新天地では、豊富な経験を若いチームに還元する役目も担う。「12年間プロでやってきた。伝えられることは積極的に伝えていきたい」。故郷の鹿児島はNHK大河ドラマ「西郷どん」の舞台となり、大和も「地元が好きすぎるので」とほぼ毎年、自主トレを行っている。「ハマの西郷どん」は明治維新の立役者となった西郷隆盛のようなリーダーシップを見せていく。(重光 晋太郎)

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2018年1月22日のニュース