ケガだけは…阪神 糸井に自主トレやり過ぎ禁止令 昨年の二の舞いゴメン

[ 2018年1月22日 06:15 ]

阪神の糸井
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 昨年の二の舞いはご勘弁を――。阪神・糸井嘉男外野手(36)に対し、球団が「オーバーワーク注意報」を出していることが21日、分かった。

 オリックスからFA移籍した昨オフは、自主トレ中に右膝を痛め春季キャンプ別メニュー。やりすぎる傾向があるだけに、万全の状態でキャンプインしてもらうべく目を光らせる。

 16日の自主トレ公開ではボディービルダー級のど迫力ボディーを披露した“超人”。年齢による衰えどころか年々迫力を増しているその肉体だが、それだけに怖いのが負傷だ。阪神入団が決まった直後の昨オフは、新天地での活躍に向け気負いすぎた部分もあり、1月の自主トレ中に「右膝関節炎」を発症。開幕には間に合ったものの、キャンプでの練習不足はその後のシーズンにも影響を与えた部分は否めない。

 そこで球団側はオフ中も糸井の状態を随時、チェック。放っておけばいくらでも練習するタイプだけに、本人にも事前に「やり過ぎないように」と予防線を張った。ここまでは順調そのもので、16日には「(状態は)MAX良いです。昨年ケガでキャンプインが遅れたんですが、今年はしっかりと入れそうですね」と仕上がりの良さを強調していた。

 今月上旬にはソフトバンク・柳田らとグアムでの自主トレ。柳田は本塁打量産のため、大リーグでも流行している意識してフライを打つ打法に取り組んでいるが、浜風があるだけに「フライ革命は(自分には)意味ない。でもそこを選んで(阪神に)入っているし、そこでキャリアハイを目指したい」と宣言した。万全の状態の超人なら、弾丸ライナーで甲子園の右翼席に叩き込めるはずだ。

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