オリ吉田正“W超人イズム”で準備OK 室伏氏&糸井に師事

[ 2018年1月22日 05:30 ]

室伏氏(左)の指導を受け、トレーニングする吉田正
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 オリックスの吉田正尚外野手(24)が都内の東京医科歯科大学で自主トレを公開した。04年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストで、同大スポーツサイエンスセンター長の室伏広治氏(43)から2年連続で“金トレ”指導を受けた。

 「腰をかばうクセがあったので、股関節周りの使い方などを教わりました。斬新です」

 見慣れない光景だ。吉田正が中腰のまま両手で紙風船をつぶさないように持って斜め後方へ。このような独特なトレーニング、メンテナンス方法が10種以上。昨年11月に腰椎椎間板ヘルニア除去手術を受けた吉田正のために室伏氏が考案したもので、同氏は「股関節周りの安定性向上を狙った」と説明。17日から柔軟なども含め1日約5時間マンツーマン指導。同氏の元には、陸上男子100メートルで日本人初の9秒台を記録した桐生も指導を仰ぐなどしており、吉田正も“金メダルメソッド”を習得した形だ。

 加えて、今月中旬まで阪神・糸井らとグアムで合同自主トレを敢行。「モチベーションの上げ方など、日々どんな過ごし方をされているかを聞いて、勉強になった」と“超人イズム”も吸収した。「規定打席到達は最低限。毎日出られる準備をする」。96年を最後に現12球団一遠ざかるリーグ優勝へ、万全な吉田正の存在が欠かせない。

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