楽天・岸、スプリット本格導入 球数減で「200イニング」

[ 2017年12月17日 05:30 ]

東北学院大のOBらによる野球イベントに参加した岸
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 楽天・岸が来季、スプリットを本格導入する考えを明かした。仙台市内の母校・東北学院大で、自身を含む07年卒世代のOBらによる野球イベントに参加。遊撃で軽快な守備を披露するなど、笑顔で旧交を温めたが、来季の話になると「球種は多い方が良い。スプリットを練習しないといけない」と表情を引き締めた。

 岸の持ち球は直球、カーブ、チェンジアップ、スライダー。そこに130キロ前後の打者の手元で小さく落ちる新球種を加える。習得のメリットは「打たせて取ることで球数を減らせる」と岸。同球種は今季途中に則本から教わったが、数球しか実戦で試せなかっただけに、今オフに練習を重ね自分のものにする考えだ。

 シーズン投球回数の自己最多は12年の187回2/3だが「200イニングいきたいですね」。今季は西武からFA移籍1年目で8勝10敗。球数を減らして長い回を投げられれば、救援陣の負担も減らせる。13年以来、5年ぶり優勝へ。4日に33歳の誕生日を迎えた岸が進化を遂げる。 (黒野 有仁)

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2017年12月17日のニュース