虎がトラ保護応援!ユニホームなど球団グッズ発売、売り上げの一部寄付

[ 2017年11月24日 17:22 ]

「FREE TIHGERS PROJECT」の文字が入った阪神タイガースのユニホーム
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 社員わずか9人の奈良県の小さな縫製会社が阪神タイガースの力を借りて、絶滅の恐れがある野生のトラの保護活動を応援する球団グッズを手掛けることになった。

 野生のトラは100年前は約10万頭が生息していたが環境破壊や乱獲、密漁などによって激減。現在は世界自然保護基金(WWF)の最新調査によると、わずか約3890頭しかいない。

 奈良県北葛城郡上牧町の「合同会社ヴァレイ」の谷英希社長(27)が、会計ソフトなどを扱うfreee社が手掛ける企画プロジェクトの一環で先月阪神に掛け合った。すると「すごく面白い」と球団側からすぐに賛同を得られたという。

 商品は「3890」の背番号や檻から出るイメージで曲線のタテジマが一部に入ったユニホーム(6800円)にタオル(2000円)、トートバッグ(3500円)の3点。来年2月末の阪神のオープン戦開催球場で販売する予定で、売り上げの一部がWWFに寄付されるという。

 大阪市内で24日に行った会見で、野生トラの減少は外国製品に押されて激減している日本の縫製業の従事者にダブって映ると語った谷社長。元々、タイガースファンでもあり、「僕の孫の時代にトラが“過去の生き物”みたいなことになるのは嫌。タイガースが強くなり、トラも増えればみんなハッピーになれる」と訴えた。 

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