大谷獲り本気!マリナーズ 伝説OBグリフィー氏出馬も

[ 2017年11月24日 05:35 ]

札幌の室内練習場で笑顔を見せる大谷
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 日本野球機構(NPB)と大リーグ機構(MLB)の間のポスティングシステム改定合意から一夜明け、マリナーズのジェリー・ディポトGM(49)は22日(日本時間23日)、日本ハム・大谷翔平投手(23)の獲得に強い意欲を示した。交渉に日本人OBらの“出馬”を示唆。大物OB、ケン・グリフィー氏(48)登場の可能性もある。

 ディポトGMは球団公式音声番組で熱い思いをぶちまけた。

 「球団の歴史を変えるチャンスなのに、動かないのは最悪だ。この一年の大半をこの瞬間のために費やしてきた」

 「打撃で500フィート(約152・4メートル)飛ばす選手も100マイル(約161キロ)の球を投げる選手も見たことあるが、両方できる選手は見たことがない」

 大谷のメジャー移籍の環境が整い、12月1日(日本時間2日)にはポスティング申請される。イチロー、佐々木主浩がいた01年を最後にポストシーズン進出がないマ軍。大谷を低迷脱出の切り札と見据え、同GM自身が札幌ドームを訪れるなど調査を続けてきた。

 大リーグ労使協定で大谷のような25歳未満のドラフト対象外の海外選手への投資額は限られる。争奪戦は「マネーゲーム」ではなく、投打二刀流の起用法や環境面などの「ラブコール合戦」だ。マ軍は契約金の枠を30球団中5番目の155万7500ドル(約1億7400万円)を残しつつ、より大切なアピールの準備を進める。同GMは「シアトルや球団の良さを表す映像をつくった」と口にした。

 ポイントになるのは日本人。これまでイチロー、佐々木、城島健司らが活躍し、今オフFAとなった岩隈も再契約する見通しだ。「偉大な日本選手たちがいる。我々に有利なのは、彼ら全員が獲得プロセスで手伝ってくれる意思を示していることだ。ジョークではない。“the big guns(大物たち)”を連れてくる」とディポトGM。13年オフに田中がヤンキースに移籍した際には、OB松井秀喜氏がPRビデオに出演した。同様に「彼ら全員」…多くの日本人レジェンドが映像出演や直接交渉で手を貸す可能性がある。

 米メディアでは殿堂入りOBケン・グリフィー氏を投入するとも報じられている。「big gun」は「大砲」とも訳せるだけに、通算630本塁打のレジェンドを意味しているのか。ある米ブックメーカーでは移籍候補1位に推されるマ軍が二刀流のハートを“ビッグガン”で撃ち抜く。

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2017年11月24日のニュース