阪神・矢野2軍監督、来春キャンプ初日から全員ブルペン指令

[ 2017年11月24日 05:30 ]

報道陣の質問に答える矢野2軍監督
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 阪神の矢野2軍監督は、来春キャンプ初日からのアピール合戦を厳命した。

 「投手は最初からブルペンに入ってもらう。(例年なら2月)10日ぐらいに実戦があるし、1日にブルペンに入れないような投手は使えないから」

 第1クール中にも実戦形式の練習を構想中。全選手が仕上げてくるという想定のもと、練習メニューが組まれるはずだ。しかも、指揮官は状態を万全にしてくるだけでは満足できない。求めるのは“18年式スタイル”の披露だ。

 「“僕はこうしていく”ということをオフの間に決めるように選手たちには伝えた。キャンプに入ってから色々試しているようでは、時間がないやつもいる。秋季キャンプの残留組は、チャンスも限られてくるから」

 若手中心のチームづくりにシフトしている中、中堅どころが来春キャンプで2軍スタートとなれば、置かれる立場はより厳しくなる。「オフはキャンプなどで教えてもらった形を、焼き付ける時間だから」と1軍へ殴り込みをかける武器を磨いておくことを求めた。

 ただ、悩める選手を突き放すつもりはない。「迷っているやつは提案をしながら、迷いを少なくしてあげて、進む方向を示してやりたい」

 どんな武器を携えて、キャンプ初日を迎えるか。そこで披露する“18年式スタイル”が、2軍スタートからの下克上のカギとなる。(河合 洋介)

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2017年11月24日のニュース