Dバックス 打ち合い制し地区S進出 元ヤクルト・ロブロ体制で6年ぶり

[ 2017年10月5日 13:07 ]

ナ・リーグ ワイルドカードゲーム   ダイヤモンドバックス11―8ロッキーズ ( 2017年10月4日    フェニックス )

7回に2点適時三塁打を放ったブラッドリーはスタンドを指差す (AP)
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 メジャーリーグのプレーオフは4日(日本時間5日)にナ・リーグの地区シリーズ進出決定戦(ワイルドカードゲーム)が行われ、ワイルドカード1位のダイヤモンドバックスが同2位のロッキーズを打撃戦の末、11―8で下した。リーグ最高勝率をマークしたドジャースとの地区シリーズ(5回戦制)は敵地ロサンゼルスで6日から始まる。ダイヤモンドバックスは日本のプロ野球、ヤクルトでプレー経験のあるロブロ新監督の下、今季は大躍進。地区シリーズ進出は2011年以来、6年ぶりとなった。

 ナ・リーグ西地区で2位のダイヤモンドバックスと3位のロッキーズ。一発勝負のワイルドカードゲームは同地区同士の顔合わせ。シーズン中の対戦成績は11勝8敗でダイヤモンドバックスが勝ち越し。さらに、ホームでの成績は52勝29敗とダイヤモンドバックス有利のデータが出ている。

 試合はそのデータ通り、地元ファンの後押しを受けたダイヤモンドバックスが先制。ロッキーズの先発・グレイの立ち上がりを攻め、初回に1番・ペラルタ、2番・マルテの連打で無死一、三塁の好機を作ると、3番・ゴールドシュミットに左越え3ランが飛び出した。

 2回にはマルテの適時三塁打、続く3回にも7番・デスカルソの右越え2ランで追加点を挙げたダイヤモンドバックス。序盤に6―0と大きくリードを広げ、試合は一方的な展開になるかと思われた。

 しかし、ロッキーズは4回に反撃。リーグ1位のチーム打率2割7分3厘を誇る打線がダイヤモンドバックスの先発・グリンキーに襲い掛かり、6番・パーラの中前適時打など、5安打を集めて一挙4得点を奪った。

 流れを止めたいダイヤモンドバックスは5回から3番手の投手として、今季15勝をマークした先発左腕のレイが登板。この継投が功を奏し、レイは2回1/3を投げて2安打1失点と好リリーフ。7回には投手の9番・ブラッドリーが野手顔負けのスイングで左中間への2点適時三塁打を放ち、ロッキーズを突き放した。

 3点差とされたロッキーズは8回に粘り。4番・アレナド、5番・ストーリーの連続ソロで1点差に迫ったが、ダイヤモンドバックスはその裏に6番・ポラックの2点適時三塁打など3得点で勝負を決めた。

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2017年10月5日のニュース