中日・京田、球団新人最多139安打「偉大な先輩に並べて光栄」

[ 2017年9月15日 08:36 ]

セ・リーグ   中日2―1ヤクルト ( 2017年9月14日    神宮 )

6回1死、京田が左翼へ球団新人安打記録に並ぶ139本目の安打を放つ
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 勝利の中で球団史に名を刻んだ。中日のルーキー京田が6回1死から左前打を放ち今季の安打数を139とし、59年に江藤慎一が記録した球団新人最多安打記録に肩を並べた。

 「偉大な先輩に並ぶことができ光栄です。まだゲームは続くので、これに満足することなく、これからも積み重ねていきたいです」

 日大からドラフト2位で入団。足と守備には定評があり「課題は打撃」とされていた。それでも同大の仲村恒一監督は「プロの投手のスピードやキレに慣れたら打撃もやっていけると言っていた」と振り返る。4年時に大学日本代表に選ばれ、同世代のトップレベルの打者を見たことで「バットを持つ時間が3倍になった」と仲村監督。人一倍の練習量はプロ入り後も変わらず成長速度は加速した。

 京田は関東からの移動日を使い、今月7日に母校を訪問。後輩を激励するとともに刺激も受けた。8月は調子を落としていたが、7日以降の6試合は打率・333と好調を維持。新人王の最有力候補は「記録のために野球をやっているわけじゃない。来年につながるように」と力を込めた。(徳原 麗奈)

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2017年9月15日のニュース