上田利治氏の告別式に250人 山本浩二氏「やさしさもあった」

[ 2017年7月7日 05:30 ]

上田利治氏の告別式で焼香する山本浩二氏(左から2人目)、石嶺和彦氏(右端)ら
Photo By 共同

 阪急(現オリックス)、日本ハムの元監督で、肺炎のため1日に80歳で死去した上田利治氏の告別式が6日、横浜市青葉区の公益社会館たまプラーザで営まれた。往年の阪急戦士や親族、関係者ら約250人が参列し、名将に別れを告げた。

 喪主の妻・勝子さんは「大好きな野球に最後まで関われることができて、幸せな人生だったと思います」とあいさつ。棺には愛用のハンドバッグや親族からの手紙が納められ、出棺時は阪急の球団歌が流れた。

 広島入団1年目の69年に当時コーチの上田氏から指導を受けた山本浩二氏は「熱血指導で思い切りの良さを教わった。厳しいだけでなく、やさしさもあった」とコメント。総監督を務める埼玉県の少年硬式野球チームに阪急の愛称から「関東ブレーブス」と名付けた松永浩美氏は「昭和の野球について教える際は必ず上田さんの名前を出している。僕は怒られ役だったが、怒られることはいいことだと今の子にも伝えたい」と語った。

 ◆主な参列者 石嶺和彦、松永浩美、山口高志、山沖之彦、住友平、中沢伸二、三浦広之(阪急OB)、古城茂幸、清水章夫(日本ハムOB)、山本浩二(元広島)、島田利正(日本ハム球団代表)、小嶋武士(元日本ハム球団社長)、西名弘明(オリックス球団社長)=順不同、敬称略=

続きを表示

2017年7月7日のニュース