巨人・畠、初登板初勝利ならず 故郷でほろ苦4失点デビュー

[ 2017年7月7日 08:20 ]

セ・リーグ   巨人5―6広島 ( 2017年7月6日    マツダ )

プロ先発のマウンドに上った巨人・畠
Photo By スポニチ

 ほろ苦い地元広島でのデビュー戦となった。2―1の3回、巨人のドラフト2位・畠は、丸に外角低めの直球を中越えに運ばれた。「高くはなかったので外野フライかと思った。これが1軍なんだなと思った」とプロのレベルを痛感した。

 両親ら親戚約10人が駆けつけたが、立ち上がりから制球に苦しみ、4回までに87球を要して5安打4失点。「上体が突っ込んで引っかけてしまった。地に足がついていなかった」と4四死球で、2つの四球が適時打につながった。二盗も2つ許し、村田ヘッドコーチは「クセがあるのか調べないと」と課題も見つかった。

 60年青木以来、球団57年ぶりとなる大卒新人の初登板初先発勝利は逃したが、打線の援護で黒星は免れた。最速150キロを計測した直球には力があり、高橋監督は「楽しみな部分もたくさんあった」と次回登板に期待を寄せた。

 先発が固定できない木曜日は10連敗。今季3勝11敗の広島に11年以来、6年ぶりの敵地3連勝とはならず、ゲーム差は再び15に開いた。 (神田 佑)

続きを表示

2017年7月7日のニュース