秀岳館が逆転で2年連続ベスト8進出 作新、夏春連覇の夢散る

[ 2017年3月27日 11:04 ]

第89回選抜高校野球大会2回戦   秀岳館3―2作新学院 ( 2017年3月27日    甲子園 )

<秀岳館・作新学院>4回裏2死二塁、勝ち越しの適時三塁打を放ち、ガッツポーズの秀岳館・田浦
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 第89回選抜高校野球大会の第8日は27日、甲子園球場で2回戦の3試合が行われ、第1試合は、2年連続3回目出場の秀岳館(熊本)が5年ぶり10回目の出場で夏春連覇を目指す作新学院(栃木)と対戦。秀岳館は先取点を許したものの、少ない好機を確実にものにし、3―2で逆転勝ち。2年連続の準々決勝進出を決めた。

 打線は1点を追う4回2死三塁、5番・山下の左中間への適時二塁打で同点とすると、続く田浦の右越え三塁打で勝ち越し。5回には1死一、三塁から2番・渡辺の遊ゴロの間に三塁走者が生還して1点を追加した。

 このリードを継投リレーで守り切った。先発の田浦は、1回に自身の暴投で先取点を献上したものの、内外角に巧みに投げ分け作新打線を翻ろう。7回途中、4安打1失点と好投。2番手・川端も1失点でしのいだ。

 帝京五(愛媛)との1回戦で9得点を奪った作新学院は、この日は秀岳館の2投手の前に打線が振るわず。2点を追う8回、3番・池沢の適時打で1点を返し、なおも1死満塁としたが追加点が奪えず。9回2死満塁の好機からもあと1本が出ず、先発・大関の粘投に応えることができなかった。

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