大瀬良 開幕ローテ入り!5回1失点、土壇場でドラ1加藤を逆転

[ 2017年3月27日 08:01 ]

オープン戦   広島1―1ソフトバンク ( 2017年3月26日    マツダ )

 広島・大瀬良が逆転で開幕ローテーションをつかみ取った。強力ソフトバンク打線を相手に5回4安打1失点。土壇場でドラフト1位の加藤(慶大)をかわした。

 「きょうは真っすぐに関しては投げたいように投げられた。変化球も前回より精度がよかった。先発ローテを1年間ケガなく守り抜きたい」

 好投を呼んだのは、最大の持ち味である球威だった。2回1死一、二塁で打席には松田。この日最速タイとなる150キロで、力ない捕邪飛に打ち取った。続く甲斐も直球で中飛に打ち取り、ピンチを脱出。5回こそ松田にカットボールを左翼席へ運ばれたが、緒方監督からは「十分な内容、結果を残してくれた。開幕ローテの一人として頑張ってもらいましょう」と明言された。

 道のりは平坦ではなかった。2月11日に右脇腹違和感を発症。今季初実戦は今月12日の教育リーグ・阪神戦にまでずれ込んだ。大幅な調整遅れは否めなかったが、不安を払しょくするように3回を1安打無失点。1軍での初実戦となった18日の日本ハム戦も3回2/3を3安打無失点で切り抜け、首脳陣を振り向かせた。この日も含め今春の実戦3試合は11回2/3で1失点という抜群の安定感。大瀬良の開幕ローテと加藤の開幕2軍が決定した。

 開幕3戦目となる4月2日の阪神戦(マツダ)に向かう見込み。15年5月4日の巨人戦(マツダ)以来となる先発勝利をつかんでみせる。(柳澤 元紀)

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2017年3月27日のニュース