引き分け再試合1日2試合 タイブレーク導入の議論加速は必至

[ 2017年3月27日 06:10 ]

第89回選抜高校野球大会第7日・2回戦 ( 2017年3月26日    甲子園 )

延長15回を戦い抜き整列する滋賀学園ナイン(左)と福岡大大濠ナイン
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 引き分け再試合が1日2試合重なったことで、延長戦で人為的に走者を置いて試合の早期決着を図る「タイブレーク方式」導入の議論が加速しそうだ。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「検証を行っている段階。今年度中に(導入の可否を)考えていく」と話した。

 選手の健康管理を考え、14年に高野連が全加盟校に対して行ったアンケートでは49.7%と約半数が条件付きを含めて賛成。甲子園は今夏選手権大会まで導入しないことが決まっているが、甲子園大会に直結しない春季地区大会では15年から全国一律で導入された。明治神宮大会や国体でも採用されている一方で甲子園に直結する夏、秋の地方大会や甲子園での導入には根強い反発もある。

 また、今回の日程変更で休養日が消滅。再試合を行う4チームのいずれかが決勝に進出すれば4日連続で試合を行うことになり、竹中事務局長は大会規定の見直しも示唆した。

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2017年3月27日のニュース