オリックス 糸井「盗塁刺」でNPBに意見書 最年長盗塁王アシスト

[ 2016年8月23日 05:30 ]

オリックスの糸井

 オリックスは22日、21日の楽天戦で糸井に「盗塁」ではなく「盗塁刺」が記録されたことに関し、日本野球機構(NPB)に意見書を提出した。

 問題のプレーは7回2死から一塁走者・糸井が盗塁を企図した場面。金刃がけん制球を投げたがスタートしていた糸井はそのまま二塁へ向かった。銀次からの送球を二塁ベースカバーに入った茂木がグラブに当て弾く間に三進。一連のプレーで茂木に失策が、糸井は「盗塁刺」が記録された。

 記録員の見解は「送球は楽々アウトだった」として、公認野球規則に従い判断。だが、球団関係者は「これまで似たような場面は何度もあったが、基本的には盗塁が記録されている」と主張。試合後も西村ヘッドコーチらが掛け合ったが見解が平行線をたどったため意見書提出となった。

 糸井は42盗塁で39個の2位金子侑(西武)に3差。福本(元阪急)らに並ぶ史上最年長35歳シーズンでの盗塁王がかかっており球団も必死のアシストだ。

 ▼公認野球規則9・07(f) 野手が好送球を明らかに落としたために、盗塁を企てた走者がアウトを免れたと記録員が判断した場合には、送球を落とした野手に失策を、送球した野手に補殺を記録し、走者には盗塁を記録しないで盗塁刺を記録する。

続きを表示

2016年8月23日のニュース