北海 創部116年目にして初の決勝!秀岳館は終盤の粘り及ばず

[ 2016年8月20日 15:24 ]

<北海・秀岳館>北海の先発・大西

第98回全国高校野球選手権大会第13日・準決勝 北海4―3秀岳館

(8月20日 甲子園)
 第98回全国高校野球選手権大会第13日は20日に準決勝が行われ、第2試合は今大会最多37回目出場の北海(南北海道)が15年ぶり2回目出場の秀岳館(熊本)を下し、創部116年目にして初の決勝進出を決めた。

 北海は3回に3得点を奪い先制。2死二、三塁の場面で先発の大西に中堅への2点適時三塁打が飛び出すと、続く鈴木は三塁への適時内野安打を放ちもう1点を追加した。5回には2死三塁と再び好機を迎えると、小野の左前適時打で追加点を挙げた。

 ここまでの3試合ですべてに完投している大西はこの試合も一人でマウンドを守り切る力投。大西は9回8安打3失点という内容でチームを決勝の舞台に導いた。球数は126球。

 秀岳館は先発の川端が序盤に相手打線につかまり、2回2/3を投げて4安打2失点で降板。3回途中から登板した2番手の中井も2回1/3、5安打2失点と悪い流れを止めることができなかった。

 6回まで4安打無得点の打線は7回に反撃。先頭からの連打を足がかりに2死二、三塁と好機を迎えると、ここで相手バッテリーのミスが出て4―1。続く8回にも2死二塁とすると、九鬼の外野への打球を北海の右翼・下方が後逸。この間に二走・松尾が生還し、さらに打者走者の九鬼もホームを踏み、1点差にまで迫った。しかし、反撃もここまで。9回は2死から走者を出すも、後続が倒れて万事休した。

続きを表示

2016年8月20日のニュース