中日・近藤、G戦で鮮烈猛打賞デビュー!父・真市コーチも「これからも努力を」

[ 2016年8月3日 05:30 ]

<中・巨>7回裏1死一塁、右前打を放ち、プロ初出場で猛打賞をマークした近藤

セ・リーグ 中日2―7巨人

(8月2日 ナゴヤD)
 中日の育成出身2年目の近藤が鮮烈デビューを飾った。7月に支配下選手登録されて、初昇格を果たしたこの日「2番・左翼」で即先発。プロ初安打、プロ初打点を含む3安打の活躍だ。

 「ゼロからのスタート。今までやってきたことでどこまで通用するのかだけを考えていた」。

 3回に中前打を放つと、5回2死一、三塁は左翼へ適時二塁打。投手コーチである父にグータッチで迎えられた。7回にも右前打。父・真市コーチは、プロ初登板となった87年8月9日の巨人戦(ナゴヤ)でノーヒットノーランの快挙を演じたが、息子も育成出身選手では史上2人目の猛打賞デビュー。同じ巨人相手に息子は「運命的なものを感じる」と喜びをかみしめ、父は「きょう一日だけじゃなくて、これからも努力してほしい」とエールを送った。

 小学生のときに父からデビュー戦の映像を初めて見せられて、苦しいときにはそれを見て励みにしてきた近藤。この日もドームへ向かうタクシーの中で携帯電話のユーチューブで見て気持ちを高めたといい「いいところを見せたいと思っていた」とはにかんだ。

 ◆近藤 弘基(こんどう・ひろき) 1993年(平5)2月12日、愛知県名古屋市生まれの23歳。享栄では甲子園出場はなし。名城大を経て、14年育成ドラフト4位で入団。2年目の今年7月に支配下登録されて背番号は「213」から「67」に。1メートル79、78キロ。右投げ右打ち。

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