【東東京】部員9人の都青井 コールド敗退、3年生は後輩思いやる

[ 2016年7月3日 21:03 ]

第98回全国高校野球選手権・東東京大会1回戦 都青井1―11都高島

(7月3日 江戸川区)
 部員9人で臨んだ都青井は、都高島に1―11で5回コールド負けを喫し、初戦突破はならなかった。

 初回に1点を先制。しかし、その裏に逆転されると4回に一挙6失点。10点を追う5回は2死満塁の好機をつくったが生かせなかった。樋口陽彦監督は「選手全員に勝ちたいという気持ちがあったのが良かった。人数が少ない中だったが、全員でしっかりやることをやれたのがよかった」とナインをねぎらった。

 3年生6人、2年生2人、1年生1人で臨んだ今大会。「1番・遊撃」で出場し2安打を放った佐藤圭悟主将(3年)は「最高に気持ち良かった。最後の試合で険悪なムードで終わるよりも良い雰囲気で終わりたかったので楽しんだ」と出し切った表情。4番で2打数1安打だった平田正人外野手(3年)は「後輩たちはみんな野球が好きなので続けて欲しい」と後輩を思いやった。

 3年生が引退すると部員は3人となる。来年も単独チームで甲子園を目指すためには新たな仲間の加入が必要だ。先発した和田裕介投手(2年)は「緊張した。先輩たちのためにも頑張りたかった。来年はストレートとカーブを磨きたい」と先を見据えた。

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2016年7月3日のニュース