岩隈 拙守に泣き5敗目 指揮官擁護「今季ベスト」3失点も自責1

[ 2016年6月7日 05:30 ]

<レンジャーズ・マリナーズ>味方の拙守に足をすくわれ、5敗目を喫した岩隈

ア・リーグ マリナーズ2―3レンジャーズ

(6月5日 アーリントン)
 マリナーズの岩隈はレンジャーズ戦で味方の拙守に足をすくわれ、今季5敗目(4勝)を喫した。

 「(失策は)ゲームの中の一つ。責められない」。本人は淡々と振り返ったが、スコット・サービス監督は「あいつは何を考えていたのか」と怒りをあらわにした。

 4回まで1安打投球で7奪三振。問題のシーンは2―0とリードした5回だ。1死一塁から遊撃手の失策で一、二塁となった後、左前適時打で1点差。なお一、三塁でウィルソンは浅い左飛だったが、左翼手ロメロが本塁へ山なりの返球をする間に犠飛で同点に。一塁走者も二塁に進み、次打者に決勝打を浴びた。

 犠飛の場面。三塁走者アンドルスは本塁は狙わないと見せかけ、3、4歩ゆっくり走った後、急加速した。トリックプレーに引っ掛かったことに指揮官は「捕球したらすぐに内野に返すのは基本。心の準備ができていない」と厳しく指摘し、岩隈については「今季ベストだった」と評した。

 結局、8回途中まで投げ、失点は5回だけで、自責点は1。直球の切れが増し「自分らしいピッチングができるようになってきた」と岩隈は手応えをつかんでいた。 (奥田 秀樹通信員)

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月7日のニュース