163キロの次は…大谷 打者で球団新25戦連続安打だ 7日からDH出場へ

[ 2016年6月7日 08:53 ]

羽田空港で旭川行きの航空機搭乗を待つ日本ハム・大谷

交流戦 日本ハム―広島

(6月7日 旭川)
 今度はバットで球団新記録だ。5日の巨人戦(東京ドーム)でプロ野球新記録の163キロを計測した日本ハムの大谷が旭川で行われる、7日の広島戦から指名打者で出場する。

 自己最長の15試合連続安打中。「(セ・リーグ首位の)カープは好調だけど、継続していい打撃ができれば」と意気込みを口にした。

 球団記録の24試合連続安打まで残り9試合。その記録保持者は、昨季限りで現役引退した前西武の森本稀哲、そして青バットの愛称で戦後の球界をリードした大下弘だ。

 7日は「スタルヒン氏生誕100周年記念試合」と銘打ち、記念刻印が入ったボールで試合が開催され、長女、ナターシャ・スタルヒンさんが始球式を務める。「旭川スタルヒン球場」はその名の通り、通算303勝、今もプロ野球記録のシーズン42勝、83完封勝利の大記録をつくった伝説の投手ゆかりの地だ。大谷にとって昨季、完封勝利を挙げるなど投手で2勝無敗と相性抜群の球場。打者としては初出場だが「地方球場はいいプレーが多いですし、いいイメージはある」と心待ちにしている。  (柳原 直之)

 ≪プロ野球記録は「33」≫大谷(日)は自己最多の15試合連続安打中。シーズン連続試合安打のプロ野球記録は79年高橋慶彦(広)の33試合、パ記録は71年長池徳二(阪急)の32試合。これらにはまだ半分も達していないが、51年大下弘(当時は東急)と07年森本稀哲がマークした球団記録の24試合にはあと9まで迫っている。なお、交流戦のカード別打率を見ると、7日から対戦する広島戦は.429。ヤクルト戦の.348を上回る最高打率となっており、記録継続にはずみがつきそうだ。

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