剛腕投手がマエケン討ち!2発で全打点活躍「コローンに触発された」

[ 2016年5月12日 16:28 ]

<メッツ・ドジャース>5回に中越え2号3ランを放ったメッツのシンダーガード (AP)

ナ・リーグ メッツ4―3ドジャース

(5月11日 ロサンゼルス)
 メッツのノア・シンダーガード投手(23)が11日のドジャース戦で2本塁打4打点とバットで活躍を見せた。

 この試合に先発したシンダーガードは3回の第1打席、ドジャースの先発・前田が投じた初球を強振。143キロのストレートを振り抜くと、左打席から放たれた打球は高々と舞い上がり、右中間スタンドへと消える1号ソロとなった。

 シンダーガードのバットは続く5回の第2打席でも火を噴いた。2ボール2ストライクと追い込まれたが、5球目のスライダーをうまくとらえると、打球は再び美しい放物線を描いて、センターフェンスを超えた。

 このシンダーガードの2号3ランでメッツは4―2と逆転。9回に1点差にまで迫られたが、守護神ファミリアがリードを守り切った。平均球速が156キロというシンダーガードはバットだけでなく、本業でも8回2失点と好投を見せて今季3勝目。しかし、この日に関しては投球よりもチームの全打点を稼ぎ出した打撃にどうしてもファンの目が集中してしまう。

 本人もこのあたりは理解しているようで、試合後に更新された自身のツイッターには「今夜の出来事はコローンに触発された結果だよ」とあった。これは、チームメートのバートロ・コローン投手(42)が7日のパドレス戦で、メジャー史上最年長で初本塁打を記録したことを受けてのもの。

 今季はこの試合まで安打すらなかったシンダーガードがコローンの歴史的一発後に2本塁打。しかも、投手が1試合に2本塁打を放つのは2007年のマイカ・オーウィングス(ダイヤモンドバック)以来となる快挙とのこと。やはり、“コローン効果”はあると見るべきか。

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