岩隈 5度目先発も白星お預け 序盤から波に乗れず5回5失点で降板

[ 2016年4月28日 13:09 ]

<アストロズ・マリナーズ>マリナーズの先発・岩隈 (AP)

ア・リーグ マリナーズ―アストロズ

(4月27日 シアトル)
 マリナーズの岩隈久志投手(35)が27日のアストロズ戦に先発。今季5度目の登板で初白星を狙ったが、7安打5失点と精彩を欠く内容で、リードを許したまま5回でマウンドを降りた。

 岩隈は初回、先頭打者のアルテューベに投じた3球目のシンカーをレフトスタンドに運ばれ、いきなりの失点。その裏にカノの8号ソロで同点としたが、3回には1死二塁の場面で再びアルテューベに左翼線適時二塁打を許した。さらに、この回はコレアにも右前適時打を浴び、4連打で2失点。序盤に3失点を喫する苦しい立ち上がりとなった。

 カノが3回に適時打を放ち、2―3と1点差に迫ったマリナーズ。岩隈は4回、先頭打者のゴメスに死球を与えたが、続くゴンザレスを併殺打、バルブエナは三振に切って取り、結果的に3人でイニングを終えた。

 立ち直りの兆しが見えたかと思われたが、5回もカストロに四球を与え、先頭打者を出塁させると、続くアルテューベには左翼への二塁打を許し、無死二、三塁のピンチ。この場面でラスマスに中前適時打、ギャティスには犠飛を浴び、アストロズ打線に追加点を与えてしまった。毎回の7つの三振を奪ったが、結局、岩隈はこの回限り、93球で降板した。

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2016年4月28日のニュース