夏の高校野球熊本大会 県外開催も メイン藤崎台球場被害大きく

[ 2016年4月21日 05:30 ]

 熊本県を中心に続く地震の影響で、夏の全国高校野球選手権大会熊本大会が県外で開催される可能性が出てきた。

 日本高野連の竹中雅彦事務局長が20日、「代替の球場を探したり、隣県(の球場)にお願いする可能性もある。全ての加盟校が出場できるようにしたい」と語った。同大会のメイン会場となる熊本市の藤崎台県営野球場は外野部分の芝の隆起や内野席の破損、照明の落下など大きな被害が出て、19日に開催予定だったプロ野球巨人―中日が中止となった。日本高野連では今後、各球場や加盟校の被害状況を確認した上で、試合会場や大会の運営方法を検討する。

 高校野球では、長崎市で23日に開幕予定だった春季九州大会が5月に延期されることが既に決まっている。日本高野連は27日の理事会で、被災地に送る義援金や支援方法などを話し合う。

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2016年4月21日のニュース