亜大が今季初勝利 開幕週で連敗、異例の愛知遠征で粘り出た

[ 2016年4月21日 05:30 ]

<中大・亜大>6回2/3を3失点の亜大・山田義

東都大学野球第3週第1日 亜大5―3中大

(4月20日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、秋春連覇を狙う亜大が中大を5―3で下して今季初勝利を挙げた。開幕週で国学院大に連敗。リーグ戦中では異例の愛知遠征を経てチームを立て直した。専大は日大に6―1で先勝した。なお、第1試合開始前に熊本地震の犠牲者に黙とうがささげられ、試合は半旗の下で開催された。

 亜大が3―3の9回、4四球と捕逸などに乗じて2点を勝ち越し、接戦を制した。2死満塁から押し出し四球を選んだ主将の水本は「力がない分、何とか食らいついていこうという思いだった」。16~18日に愛知遠征を敢行。JR東海、中京大、トヨタ自動車との3連戦に全敗した。チームに「もう、入れ替え戦に向けて(準備を)ぐらいの危機感」(水本)が生まれて引き締まり、この日の粘り勝ちにつながった。チームを支える吉本マネジャーは、地震が発生した熊本・九州学院出身だ。勇気づける意味でも、価値ある1勝となった。

 ▼中大・秋田秀幸監督(開幕から3連敗)四球が全部得点に絡むし、送りバントも決められない。そこがうちが勝てないところ。とにかく明日、頑張ります。

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2016年4月21日のニュース