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天谷6年ぶり開幕スタメン見えた!緒方監督「ライト最有力候補」

<中・広>5回、天谷はバットを折りながら右前打を放つ

オープン戦 広島1―2中日
(3月2日 刈谷)
 実力者が本領発揮だ。広島・天谷宗一郎外野手(32)が2日のオープン戦・中日戦(刈谷)に「7番右翼」で出場し、2安打1盗塁と活躍。緒方孝市監督(47)は開幕右翼の最有力候補に挙げた。ベテランの域に足を踏み入れたが、高いレベルの走攻守に衰えはなし。プロ15年目が、6年ぶりの開幕スタメンに向け、アピールを続ける。

 技術と経験を存分に生かした。2点を追う2回2死。天谷が唯一の得点の原動力となった。左腕・浜田達のツーシームを体の回転でとらえ、打球を二塁手後方に落とす内野安打で出塁。次打者・磯村の3球目に二盗を成功させ、捕手の送球ミスの間に三塁を陥れた。磯村の中前適時打で悠々と本塁へ。32歳が休む間もなく、一気にダイヤモンドを駆け抜けた。

 定位置争いが、熱を帯びてきた。右翼はキャンプイン当初、鈴木、野間の一騎打ちの様相だった。しかし鈴木が春季キャンプ中に右太もも裏を痛め、開幕は微妙な状態で、2年目の野間も調子が上がらない。混迷状態に力で割り込んできたのが天谷だ。緒方監督は断言する。

 「左投手相手に2死から安打で出て、しっかりと(投球モーションを)盗んで走ってくれた。現時点ではライトの最有力候補という位置付けになってくる」

 今春の対外試合8試合のうち7試合に出場し、15打数6安打5打点と好調を維持。評価は高まるばかりだ。

 潜在能力の高さには定評がある。08年には135試合に出場し、打率・263をマークした。しかし、以降は好不調の波の激しさもあり、規定打席に達したのは08年の1度だけ。今季の好調の要因は意識改革にある。

 「(石井)琢朗さんには技術を教えてもらい、東出さんには楽になる言葉をかけてもらえる。迎さんは僕の事を何でも知っていてくれる。3人のコーチのおかげです」

 人の意見に真剣に耳を傾け、まずは一通りやってみる。その中から、合うものを探し、突き詰めていく。年齢とともに加わってきた柔軟性が潜在能力を引き出している。

 結果でポジションをつかみつつある男は「頑張ります。スキを見せないように頑張ります」と一瞬、笑みを浮かべ、すぐに表情を引き締めた。6年ぶりの開幕スタメンをつかみ、15年目の定位置奪取へ。若手に居場所を譲る気は毛頭ない。(桜井 克也)

[ 2016年3月3日 06:00 ]

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