レジェンド2人に続くぞ!阪神・福原、40代タイトル狙う

[ 2016年1月14日 06:30 ]

甲子園のアルプスのスタンドを駆け上がる福原

 衰えなど微塵もない。自主トレを公開した福原は、救援投手では球界初となる40歳シーズンでのタイトル獲得へ、自然体で挑む構えを示した。

 「一試合一試合、投げていくだけというか。(結果的に)そう(タイトル獲得に)なれば。年齢は気にしたことはない。まだまだ体は動く」

 昨季はセットアッパーとして自己最多61試合に登板し39ホールドポイントを記録。2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝き、自身が持つ球団最年長タイトルホルダーの記録も更新した。

 40歳以上でのタイトルは、投手部門では大野豊(広島)が42歳で、村田兆治(ロッテ)が40歳で、ともに防御率1位を獲得。野手でも門田博光(南海)が40歳で最多本塁打&最多打点、タフィー・ローズ(オリックス)が、40歳で最多打点を獲得したのがあるのみ。救援投手はおらず福原は偉業に臨むことになる。

 投手陣のリーダーとしての責任もさらに重くなった。この日までに、左胸にキャプテンマークの「C」が入った新ユニホームが手元に届いたことが判明。「チームが勝つためならどこでもやる。今まで、あと少しのところで勝てなかったのは、僕らのせいでもあるので」と決意を新たにした。

 新守護神候補マルコス・マテオ投手(31=前パドレス)の加入で今季もセットアッパーが有力。ただ、金本監督が「福原の方が安定感があれば」と慎重な姿勢も見せており「投げろと言われたところで、準備をするだけです」と守護神もOKを強調した。

 キャンプに向け、下半身を重点的に強化するなど準備は進んでおり「状態を見ながら、キャンプ前に何回かブルペンに入れたら」と今月中にブルペン入りする予定。キャプテンマークを胸に刻んだ背番号28が、不惑シーズンで球史に名を刻む。(湯澤 涼)

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2016年1月14日のニュース