阪神・藤浪、右肩“全快発言”「2月中には投げたいですね」

[ 2016年1月14日 05:55 ]

藤浪は力強いキャッチボールを行う

 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が13日、これまで同様に春季キャンプでの“実戦調整”を希望し、心配された右肩関節の炎症の不安を一掃した。

 「(2月中の実戦に関しては)他の投手との兼ね合いもあるので、何とも言えない。(2月中に)実戦は投げたいですね。大丈夫だと思う」

 “全快発言”にも聞こえた。右肩が万全でなかったため、昨年の秋季キャンプでは投球練習せず、12月も完全ノースローで体作りに専念してきた。秋の小休止は調整の遅れを心配させたが、この日も鳴尾浜球場で約40メートルの距離でキャッチボール。「投げ始めですし、まだフルじゃない」と話しながらも、随所に力強い球筋を披露した。

 仮に状態が100%でないならば、キャンプ中の実戦登板に関しても想像はつかない部分は多いはず。はっきりと口にした「投げたい」の言葉に光が見えた。スロー調整だったプロ1年目を除き、昨年まではキャンプ中に実戦のマウンドを踏んで、開幕へ向かっている。「ブルペンより、実戦の方が早く仕上がる。どんどん投げたい」と、今年も例年通りの調整を想定しているように、現段階で「障壁」は見当たらない。

 開幕投手の有力候補に挙がる4年目のスタートをつまずくわけにはいかない。沖縄では当然のように全力投球しているはずだ。(遠藤 礼)

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2016年1月14日のニュース