バーネット、球団新３８Ｓ！抜かれた高津コーチ「悔しい」！？

＜ヤ・Ｄ＞９回に登板し、球団新記録となる３８セーブ目を挙げ叫ぶバーネット

セ・リーグ ヤクルト４―２ＤｅＮＡ

（9月24日 神宮）
　最後の打者を空振り三振に仕留めると、ヤクルト・バーネットが雄叫びを上げた。高津投手コーチらの記録を塗り替える球団新記録の３８セーブ目。同コーチが「悔しい」と漏らすと「高津さんがもっとセーブを取るべきだったね」とおどけてみせた。

　来日６年で積み上げたセーブ数は９４。昨季までは不本意な投球をした直後は感情をコントロールできないこともあった。だが、今年はオンドルセクの指導役を務めるなど、常に冷静に野球に取り組んでいる。優勝争いの重圧がのしかかる中でも「やることは変わらない」と平然と言った。高津コーチは「切り替えることができるようになった。そこが去年とは違う」と分析する。

　記録に一区切りをつけ、目指すは優勝のみ。助っ人右腕は「クローザーは誇りを持ってやっている。あした（２５日）はしっかり休んで、巨人を倒す」と力強く宣言した。