慶大・谷田3戦連発!DeNAスカウト称賛「もともと評価は高い」

[ 2015年9月15日 05:30 ]

<慶大・立大>8回1死一塁、慶大・谷田(右)は3試合連続となる勝ち越し左越え2ランを放ち梅野と喜ぶ

東京六大学野球第1週最終日 慶大4―2立大

(9月14日 神宮)
 3回戦1試合が行われ、慶大が立大を4―2で下し、2勝1敗で勝ち点1を挙げた。同点の8回に今秋ドラフト候補の谷田成吾外野手(4年)が、3試合連続本塁打となる決勝2ランで試合を決めた。立大の笠松悠哉内野手(2年)も2回に左越え2ラン。谷田とともに、3試合連発は12年春の早大・杉山翔大(現中日)以来となった。

 2―2で迎えた8回1死一塁。慶大の4番・谷田が直球を捉えると、逆方向への打球は左翼ポール際に飛び込んだ。現役最多13号は決勝弾。「こすったけど、力をつけたかいがあった」と笑顔で仲間とハイタッチした。

 大学ラストシーズンで、開幕から3試合連発。「しっかり打席で考えて振れている。良いボールが来て三振したら仕方ないと思えるようになった」と言う。これまでなら根拠なくフルスイングして三振し、次の打席まで引きずっていたが、この秋は「完璧な状態でリーグ戦に入ろうと練習した。これだけやってきたという自信がある」。言葉通り、6回の第3打席で空振り三振を喫したが、すぐに切り替えて8回に本塁打。勝ち点をつかむ主砲の一発に、大久保秀昭監督は「一番欲しいところで打ってくれた。成長した」と称えた。

 慶応高時代に通算76本のスラッガー。視察に訪れたDeNA・吉田孝司スカウト部長も「凄いね。もともと評価は高い」と称賛した。83年春の明大・広沢、04年秋の法大・田中が持つリーグ記録の4戦連発に王手をかけたが「粘り強くやっていく」と表情を引き締めた。 (松井 いつき)

 ▼慶大・横尾(谷田とともにドラフト候補。初回に今季1号の先制左越えソロ)狙わずに反応で打った。(谷田との3、4番は)最強だと思う。お互いに信頼している。

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2015年9月15日のニュース