16強一番乗りも太田監督ひたすら反省「私の采配ミスを選手が…」

[ 2015年8月10日 18:08 ]

<秋田商・龍谷>8回、2死一三塁、秋田商・工藤が中前適時打を放つ

第97回全国高校野球選手権大会2回戦 秋田商3―1龍谷

(8月10日 甲子園)
 16強入り一番乗りを果たしたにもかかわらず、秋田商の太田直監督は自らの采配について反省する言葉ばかりが口をついた。

 毎回の12安打を放ちながら3得点どまり。1―1で迎えた6回の2死満塁、同じく7回の2死満塁をともに無得点に終わり、8回には1死二、三塁と絶好の勝ち越しチャンスを得ながら、痛恨のスクイズ失敗を喫した。結局、その後の2死一、三塁から工藤と会田に連続タイムリーが出て接戦を制したが、「私の采配ミスを選手が補ってくれた。きょうは私の反省ばかり」と申し訳なさそうに振り返った。

 「選手は1回から9回までやるべきことをやってくれたが、監督としてしっかり点を取る采配ができなかった。すべて選手が私の穴埋めをしてくれた」と重ねた太田監督は、対戦相手がまだ分からない3回戦に向けても「(選手に)まず自分が謝らないといけないところをしっかり謝ってから、今より状態を良くして次の試合に臨みたい」と謙虚にコメント。

 秋田商OBで、高校3年生の時には現ヤクルトの石川雅規投手とバッテリーを組んで主将として甲子園に出場している太田監督。その時は2回戦敗退に終わったが、監督として3回戦進出をものにした。

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2015年8月10日のニュース