中田 やっと18戦ぶりV打!稲葉氏とマンツーマン・トレで即結果

[ 2015年8月10日 05:30 ]

<日・楽>8回1死二塁、決勝打を放ち、ガッツポーズする中田

パ・リーグ 日本ハム5-2楽天

(8月9日 札幌D)
 一塁ベース上で思わず両手を上げてガッツポーズ。日本ハム・中田が長いトンネルを抜けだした。「当たりは決して良くなかったけどフェアゾーンに入ってくれて良かった」。同点の8回1死二塁。楽天の3番手・クルーズの初球153キロを振り抜くと、力で左翼線まで運んだ。7月14日のソフトバンク戦(帯広)以来、18試合ぶりの勝利打点だった。

 「どういう練習をしていいか分からなかった」と振り返るほど、状態は深刻だった。前カードの首位・ソフトバンク3連戦では3タテを食らい、自身も12打数無安打。立て直しへ自らの映像を何度も見直した。この日は、球場を訪れた稲葉スポーツ・コミュティ・オフィサーとマンツーマンでロングティーに取り組み「しなりが全くないと言われた」。体全体をムチのように使う柔らかい打撃を意識して、即結果を出した。

 「振り切ることが最近できていなかったけど、内角の球でそれができた。これがいいきっかけになればいい」。首位・ソフトバンク追走へ。主砲は本気で諦めていない。(柳原 直之)

 ▼日本ハム・近藤(22歳の誕生日。同点の6回に一時勝ち越しの7号ソロ)塁に出ようと思った結果。(誕生日の本塁打は)記憶にない。初めての経験。

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2015年8月10日のニュース