ロッテ 吉田がプロ初サヨナラ打「絶対打ってやる」で決めた

[ 2015年6月14日 16:32 ]

<ロ・巨>9回2死満塁、吉田が沢村からサヨナラ安打を放つ

交流戦 ロッテ3―2巨人

(6月14日 QVC)
 ロッテが最終回に見事な逆転サヨナラ、最後に決めた吉田、同点打の今江、1点差に迫る二塁打の福浦がお立ち台に立った。

 8回までは初回の好機を除いて、相手先発の高木勇に凡打を繰り返した。9回、先頭の鈴木が敵失で出塁、1死後にクルーズの左前打で得点圏に走者を置いて空気が変わり始めた。ここで福浦が右中間二塁打を放つと一気に流れが来た。福浦は「スライダーを思い切り行った。つながってよかった」と振り返った。

 投手は沢村に変わったが、ロッテに移った流れは止められず、続く今江が同点打を放った。今江は「チャンスで回してくれて、食らいついていこうと。まず同点という気持ち」で快打を放った。

 最後を締めたのは2死満塁となって登場した途中出場の吉田だった。「(2ボールになって)待てのサインが出て、期待されていないと思った。(でも)絶対打ってやろうと。ヒットになってうれしかった」と意地を見せたプロ初のサヨナラ打だった。

 セ・リーグ首位の巨人に今季初のサヨナラで3連勝、5割に王手をかけた。14日のヤクルト戦(神宮)は涌井を立てて交流戦ラスト勝利と5割復帰を懸ける。

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