広島・田中、自己初6打点!「チームに勢いをつけられた」

[ 2015年6月10日 22:50 ]

<西・広>ライトスタンドの広島ファンの歓声に帽子を振って応える田中

交流戦 広島8―4西武

(6月10日 西武プリンス)
 広島は田中が6打点の活躍を見せ、交流戦の勝率を5割に戻した。

 1―2と1点を追う広島は6回、2死満塁の場面で「みんながチャンスをつくってくれたので、何とか(走者を)返そう」と打席には田中。西武の2番手・武隈の投じた4球目のチェンジアップを体勢を崩されながらもとらえると、打球は右翼線に落ちる3点適時二塁打となった。

 試合はもつれて延長戦。広島は10回に新井貴の適時打で勝ち越しに成功すると、その後、満塁となって再び背番号63が左打席に。「あの場面は新井さんが1点取ってくれたので、気楽に打席に立てた」と6番手・増田のスライダーにバットを合わせると、6回のVTRを見ているかのように打球は右翼線方向へ。この日2本目の走者一掃となる適時二塁打で勝負を決めた。

 「記憶にない。初めてです」と1試合6打点の活躍を語る田中。ここ2試合は、無安打とバットは湿り気味だったが、この日の2安打でしっかりとチームの勝利に貢献。「チームを勢いをづけられる打撃ができてよかった」とその表情は充実感に満ちあふれていた。

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