中島がスタメン復帰、意地の1打点も…先発の松葉が誤算6失点

[ 2015年6月10日 05:30 ]

<オ・ヤ>6回2死一、二塁、中島は中前適時打を放つ

交流戦 オリックス1―8ヤクルト

(6月9日 京セラドーム)
 腰痛で戦列を離れていた中島が「6番DH」でスタメン出場。完敗の中、チーム唯一の打点を挙げ、意地を見せた。

 6回2死一、二塁での第3打席。ヤクルト先発、古野が投じた高めのシュートをコンパクトに中前へ弾き返す、らしい一打。この復帰戦初安打がタイムリーになった。安打はこの1本だけでも、5月24日のロッテ戦以来の1軍出場でしっかり結果を出した。大敗に試合後は無言だったが、右飛の第1打席、中飛の第2打席もタイミングは合っており、今後に期待を持たせた。

 前半で6点をリードされる苦しい展開。打つ手が限られた福良監督代行も「中島は、いい感じだった。内容がよかった」と合格点を与えた。

 その一方で、いただけないのが4回1/3、6失点KOされた先発の松葉だ。初回に畠山に3ランを浴び、2回には伏兵の西浦に今季1号2ランを被弾。傷口を広げた。

 福良監督代行の本拠地初戦は黒星スタートとなり、借金は今季最多タイの18。主力が復帰戦で活躍しても勝てない事実が、オリックスの現状を表していた。

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