「内野手・大和」が光明…代打出場から三塁、虎の新オプション

[ 2015年6月10日 05:30 ]

<ソ・神>8回、三塁を守る大和

交流戦 阪神0―5ソフトバンク

(6月9日 ヤフオクドーム)
 先を見据えた起用だった。8回1死、阪神の大和が今成の代打で出場。そのまま11年10月23日の広島戦以来となる三塁の守備に就いた。守備機会はなかったが、敗戦の中で和田監督は今後の戦いへ向け布石を打った。

 指揮官は「(内野も)練習はしている。もともとは内野手。(野手の人数を)15人で行かないといけないときがある。大和だけじゃなく控え組は2つ、3つ(ポジションを)守れるようにしとかないと」と説明した。

 現在、捕手を含めた野手のベンチ入りメンバーは16人。しかし、今後は1人減らして15人体制で臨むケースも出てくる。平田ヘッドコーチは「二塁も三塁もある。不安はない」と話した。総力戦になれば、今後も大和が内野手として出場する可能性は十分ある。

 「(代打出場の後に三塁と)言われました」。突然の起用にやや驚いた様子だったが、「内野手・大和」が上位浮上への新たなオプションとなりそうだ。

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