大谷 甲子園で二刀流フル稼働へ!チケット完売 第3戦は代打待機

[ 2015年6月6日 05:30 ]

笑顔でキャッチボールを行う大谷

交流戦 日本ハム-阪神(雨天中止)

(6月5日 甲子園)
 日本ハム・大谷が、雨の恩恵を得て、甲子園で二刀流をフル稼働させる。阪神戦は午後4時40分に雨天中止が決まったが、栗山監督は「土曜日(6日)の登板を変えるつもりはない」と説明。初戦に先発予定だった吉川はスライドせず、6日は当初の予定通り大谷が先発する。今季初めて1試合で投打の二刀流をこなし、打順は7番が濃厚。この日はブルペンで約40球を投げた後、隣接する室内練習場でティー打撃もこなした。

 代替試合が8日に組み込まれたことで、大谷は登板2日後となる3戦目に代打待機することが可能となった。「試合がある以上は“行け”と言われたところで行ければいい」と大谷。通常のルーティンでは登板翌日は休養するが、先発が3連戦のカード頭になったことで、甲子園で2試合に出場できる可能性が出てきた。プロ入り後、甲子園の公式戦は1年目は野手のみの出場で、2年目の昨季は投手のみだったが、今季は二刀流の魅力を存分に発揮できる舞台が整った。

 まずは、投手として開幕8連勝を狙う。「観客と(バックネットが)かぶるので捕手が近く感じる。そこの感覚のズレでおかしくならないようにしたい」と話す大谷について、指揮官は「甲子園に対して、“野球を一生懸命にやっています”と示す責任がある。泥くさく投げてほしい」と期待した。チケットは既に完売。満員の聖地で大谷が成長した姿を見せつける。

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2015年6月6日のニュース