デホ「状態が最高」 来日4年目で初4戦連発、ハム中田に並ぶ10号

[ 2015年5月11日 05:30 ]

<ソ・楽>4回、左中間ホームランテラスへ10号3ランを放つ李大浩

パ・リーグ ソフトバンク10-1楽天

(5月10日 ヤフオクD)
 勢いが止まらない。4回1死一、二塁、ソフトバンク・李大浩(イデホ)が戸村の投じた初球、甘く入った138キロ直球を捉え、左中間最深部のホームランテラスへ3ラン。4試合連続となる10号で日本ハム・中田とリーグトップに並んだ。

 5月に入ってから6発目と絶好調。35試合目で2桁到達は、日本では12年の46試合目を上回るスピードで「野球をやっていて今の状態が最高」と舌も滑らかだ。韓国・ロッテ時代の10年には9試合連続本塁打を記録している大砲は「ホームランも出てヒットも出ている今の方がいい」と笑顔だ。工藤監督は「チームの中心にいる選手なので、このまま続けてほしいね」と目を細めた。

 打率・221と低迷していた4月までがウソのような猛打だ。好調の理由は打撃フォームの修正。打席で足を高く上げ、ゆったりとタイミングを取るようにしてから調子が急上昇した。試合前の練習でも、足の上げ方に意識を集中している。日本ではこれまで12、13年の24本が最多だが、今季は143試合に換算すると41発という快調なペースでアーチを量産している。

 好調の助っ人が引っ張る打線は今季最多15安打で10得点。3カード連続勝ち越しを決めた。李大浩は韓国で06、10年に2度獲得している本塁打王について聞かれて「早い早い。まだ100試合以上残っている」と笑ったが、日本では4年目で初の4戦連発で確かな自信をつかんでいた。

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2015年5月11日のニュース