楽天 好調ヤクルト流調整法導入 デーブ監督「ありがとうだよね」

[ 2015年4月24日 08:40 ]

コボスタ宮城でデーゲームの時間帯である午後1時過ぎか練習を開始した(左から)楽天の則本、星トレーナー、戸村

 楽天が先発投手陣に「時差出勤」を導入した。昼下がりのコボスタ宮城に現れたのは、則本と戸村の2人。そこに、24日のロッテ戦に先発するレイの姿はなかった。理由について、大久保監督が明かした。

 「他の競技は試合時間に合わせて練習している。プロ野球もそうするのが当然でしょ。今は予告先発だし、先発を隠す理由もないしね」

 則本は25日、戸村は26日の同戦に先発予定だが、この2試合はデーゲーム。一方、午後6時開始のナイターに先発するレイは約3時間後にたった1人で体を動かした。「食事の取り方も時間に合わせて変わる。体を慣らさないと」と指揮官。試合の開始時間に合わせて先発投手がおのおの、体を動かす、いわば「フレックスタイム練習」だ。

 実はヤクルトも今季から導入し、昨季12球団ワーストだったチーム防御率4・62が、今季はトップの1・76。大久保監督は「ヤクルトさんが検証してくれた。ありがとうだよね」とその効果にうなずく。

 則本も「早めに練習できれば、早めに寝ることもできる。それが一番のメリット」と歓迎。「デーブ流」改革はとどまるところを知らない。

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2015年4月24日のニュース