マー君3連勝ならず 強打タイガース相手に7回途中3安打1失点も

[ 2015年4月24日 05:10 ]

今季初の中4日でタイガース戦に登板したヤンキースの田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース2―1タイガース

(4月23日 デトロイト)
 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(26)は23日(日本時間24日)、デトロイトでのタイガース戦で今季初めて中4日で先発し、6回1/3で94球を投げて3安打1失点、2四球6三振。12年に3冠王を獲得したカブレラらリーグ屈指の強打者をそろえるタイガースを相手に好投したが、打線の援護に恵まれず、3連勝はならなかった。

 18日のレイズ戦では直球で押す本来の投球で7回2安打無失点、8三振を奪う快投を見せた田中。昨年7月に右肘じん帯を部分断裂して以来、初めての中4日で臨んだ。気温2度の寒さの中、初回のマウンドに上がったが、先頭のゴースに追い込んでからのスプリットを捉えられ、左翼線を破る二塁打を打たれる。3番カブレラを歩かせて1死一、三塁のピンチを招き、4番V・マルティネスに左翼への犠飛を許して先制を許した。なお2死二塁も、5番J・マルティネスはカットボールで見逃し三振に斬り、初回を終えた。

 2回はスライダーでアビラ、カステラノスから連続空振り三振を奪い、3回は初回に安打を打たれたゴースを145キロのツーシームで見逃し三振に斬るなど、ともに三者凡退。4回は2死から、J・マルティネスに追い込んでからのスライダーを捉えられて左翼フェンス直撃の二塁打を浴びたが、続くセスペデスをスプリットで3球三振に抑え、無失点で切り抜けた。

 5、6回も3人で終えたが、1―1の7回、1死からJ・マルティネスに甘く入ったスプリットを左越え二塁打とされ、続くセスペデスを歩かせて1死一、二塁としたところで、ジラルディ監督が交代を決断。田中は2走者を残してマウンドを下り、救援陣が無失点で切り抜けた。

 チームは8回、1死一、三塁からマキャンの内野ゴロの間に勝ち越し点を挙げて接戦をものにし、3連勝を飾った。

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2015年4月24日のニュース