89連敗も光明…東大 4番楠田2点二塁打で一時逆転

[ 2015年4月19日 05:30 ]

<早大・東大>6回1死一、二塁、東大・楠田が左中間に2点二塁打を放つ

東京六大学野球第2週第1日 東大2―5早大

(4月18日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。東大は早大に2―5で逆転負け。リーグワースト記録を更新する89連敗となったが、4番・楠田創(はじめ)外野手(2年)がチームの今季初得点を叩き出す左中間2点二塁打を放つなど、連敗脱出へ光明を見せた。立大は法大の左腕・森田駿哉投手(1年)を攻略するなど打線が13安打し、8―1で先勝した。

 東大ナインは本気で悔しがった。その姿を横目に、浜田一志監督は「早大の投手にやられました」と脱帽すると、こう続けた。「こういう試合を繰り返していくうちに出口がある」。確かな手応えをつかんだ一戦だった。

 1点を追う6回。田中、飯田の連続四球などで1死一、二塁とすると、4番・楠田が甘く入った直球を叩き左中間を破る逆転の適時二塁打。「前の打席でチャンスをつぶし、絶対に打たないといけないという気持ちだった」と、事前にビデオで研究していた直球を捉えた。今季3試合目で挙げたチーム初得点で、一時リードを奪った。投手陣がその裏に追いつかれ、7回に勝ち越しを許しての逆転負け。連敗は89に伸びたが、リーグ戦初打点の楠田は「次は勝ちきれるように頑張りたい」と前を向いた。

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2015年4月19日のニュース