マー君、右肘に不安なし!7回8K「アグレッシブに投げられた」

[ 2015年4月19日 12:18 ]

レイズ戦に先発したヤンキース・田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース9―0レイズ

(4月18日 セントピーターズバーグ)
 右肘に不安はなかった。レイズの先発オドリッジと投げ合い5回まで0―0。味方打線が2点を先取した直後の6回裏だった。

 先頭のガイヤーに左翼線二塁打を浴びて無死二塁。ヤンキース田中は「絶対ゼロで切り抜けるんだという気持ちでいた」とギアを1段上げた。

 リベラを2球で追い込むと、1球ファウルの後、外角低め146キロの速球で空振り三振。続くデヘススには追い込んでから3球ファウルで粘られたものの、スライダーで空振り三振と2者連続の三振斬り。最後はソーザを三ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。

 最速151キロを計測した速球を主体にストライクを先行させ、無四球ピッチング。スライダー、スプリットに加え、カーブやツーシームも有効につかってレイズ打線に三塁を踏ませなかった。季初めてのクオリティースタート(6回以上を自責3以下)をマーク。田中は「全体的に良かった。真っすぐ中心でアグレッシブに投げられた」と振り返った。

 ジョー・ジラルディ監督も「速球の制球がよかったし、質が上がった。変化球も効果的に使っていた」と満足げ。過去2度の登板でのフォームのブレもきっちり修正。右腕は「初回の段階で(直球の)感触がよかった。これを継続したい」と早くも次戦に目を向けていた。

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