伊藤監督 感謝の胴上げ…「貴樹コール」響く中3度宙に舞う

[ 2015年3月2日 05:30 ]

卒業生に最後のミーティングをする伊藤貴樹監督(中)
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復興へのプレーボール 陸前高田市・高田高校野球部の1年

 教員になって8年目で初めて3年生を受け持った高田高の伊藤監督は、1組の担任として卒業式に出席。野球部の荒木正太、佐々木一久、佐々木光を含め、担当した生徒32人の呼名役を務めた。

 式の後に行われた最後のホームルームでは、全員からのメッセージが書かれたバットを贈られ、「さすがに少しグッときました」と感慨深い表情。また、体育館で行われた野球部での送別イベントでは、卒業生からの「貴樹コール」を受けて3度宙に舞った。仮校舎での卒業式は今回が最後となり、4月からは陸前高田市内の新校舎での生活が始まる。伊藤監督は「この代は(震災から立ち直る)分岐点の学年だった」と卒業生をねぎらった。

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