佑ちゃん、武田勝、吉川…栗山監督の開幕投手論「姿が大事」

[ 2015年2月21日 07:33 ]

午前11時11分に大谷の開幕投手を発表する栗山監督
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 開幕投手はチームのエースが務めるもの。しかし、5年連続で大役を務めたダルビッシュがメジャーへ移籍した翌12年から指揮を執った日本ハム・栗山監督の考え方は必ずしもそれが全てではない。

 就任1年目は「相手が嫌がる投手をつくらなきゃいけなかった。チームに勢いをつける投手」という理由で、2年目の斎藤を大抜てき。チームは勝利を収め、その勢いでリーグ制覇を成し遂げた。同年は吉川が14勝を挙げ、MVPに輝いたが、翌13年は長年チームを支えた功労者としての敬意を払って武田勝を起用。同時に吉川には「1年後は開幕に合わせろ」との手紙を渡し、14年の開幕投手に1年前から指名していた。

 栗山監督は開幕投手に求めることについて「姿が大事」と言う。当然、結果も要求するが「“ドシっとこいつが投げるんだ”という姿を見せればチームは安定して前に進む。そこを意識して、いつも決めてきた」。大谷のマウンドでの立ち姿にチームの命運を託す。

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