松坂“死球騒動”松中に言われた「骨折したらオレ引退だったぞ」

[ 2015年2月21日 05:30 ]

打撃練習で松中と対戦する松坂

 「平成の名勝負」が9年ぶりに再現された。ソフトバンクの松坂がフリー打撃に登板し、松中と対戦。22球で安打性の当たりを4本に抑えた。

 「やっぱり力が入りますね。楽しかったです」。松中は西武時代の宿敵。04年に3冠王を獲得するなど全盛期だった強打者に自己ワーストの12本塁打を浴びた。「自分では意識していた」。球種が事前に伝わる中、直球で押し込んだ。松中も「アドレナリン出た」と右中間フェンス直撃の一打を放った。だが柵越えは1本もなく「今の実力。(松坂は)いい球がきていた」と振り返った。

 「死球騒動」も起きた。チェンジアップが抜けて右足のスパイクの金具を直撃。尻もちをついた松中は対戦後、ベンチで「(死球が足に)当たって骨折したらオレ、引退だったぞ」と言い寄った。これには苦笑いの松坂。だが報道陣の数えた安打性「4本」が「松坂寄り」と「6本」を主張した松中の「物言い」に対し「そんなにないと言っておいてください。だいぶ、自分へのハードル低いな」と軽くいなした。「(次回は)試合で投げられると思います」と松坂。早ければ、孫正義オーナーが視察する27日の韓国・サムスンとの練習試合(ヤフオクドーム)で実戦初登板する。

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