マー君 新グラブで初ブルペン 両腕の動きスムーズで右肘負担減

[ 2015年2月21日 05:30 ]

新型グラブで練習する田中

 新たな相棒でメジャー2年目に向かう。ヤンキース・田中将大投手(26)が19日(日本時間20日)、キャンプ地入り後初めてブルペン入り。捕手を座らせてカーブ、ツーシームなど変化球を交えて21球を投げた。

 取材対応はなかったが、ラリー・ロスチャイルド投手コーチに「どうだ?」と聞かれた田中は「大丈夫です」と笑顔で返した。順調な調整ぶり。その左手には新しいグラブがはめられていた。昨季途中から小指の部分に小指と薬指を入れていた田中は、その小指の部分に今季から革製で仕切りをつくり、それぞれの指が入るように改良した。

 狙いは投球時、トップの位置で前に出した左手の力の込め具合とフィット感の向上だ。グラブを製作するミズノ社の担当者は「小指と薬指でグッと手を握り締める感覚にしたいという意向でした」と説明。両手の動きは連動しており、左手がストレスなく動けば、腕を振る右手には無駄な力が入らない。両腕の動きがよりスムーズになれば、昨年のじん帯部分断裂で不安視される右肘への負担も軽減される。21日(日本時間同日深夜)のキャンプイン。田中は「秘密の小指」で飛躍する。

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